住まいのコラム

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2020/02/10

【分離二世帯住宅 編】二世帯住宅の種類で見るメリット・デメリット

住まいの雑学

二世帯住宅を検討しているものの、親または子に「あまり干渉されたくない」と思っている方も少なくないでしょう。
そのような方には、「分離二世帯住宅」がおすすめです。

分離二世帯住宅とはどのような形の家なのか、メリット・デメリットなどもふまえ、その特徴を紹介します。

分離二世帯住宅とは

分離二世帯住宅とは、外観は一軒の建物でも内部が壁などで仕切られ、生活空間を分けるタイプの二世帯住宅です。
玄関は両世帯それぞれに設けるほか、リビングやキッチン、お風呂などのスペースも別々に設置されます。

お互いの行き来は、各玄関から出入りする家もあれば、壁に扉を設置して外に出なくても往来できる家もあります。
プライバシーを確保しやすく、また何かあったらすぐに駆けつけられるという安心感も、分離二世帯住宅を選ぶ理由として多いようです。

分離二世帯住宅のメリット

分離二世帯住宅のメリットの一つは、「売却しやすい」ことが挙げられます。
両世帯の生活空間をともにする共有二世帯住宅や融合二世帯住宅の場合、何らかの理由で家を手放すことになった際に、買い手となるのは同じ二世帯住宅を求める人に限られます。

これに対して分離二世帯住宅の場合は、空いたスペースを賃貸として貸し出すなどの方法も考えられるため、買い手のターゲットが広がります。
もちろん、自分で賃貸経営するのも一手でしょう。

また、「共用部分で発生しやすいトラブルを避けられる」点も、分離二世帯住宅の魅力です。
共有スペースが多い二世帯住宅ほど互いを気遣うことも多くなり、ストレスやトラブルにつながりやすくなります。
スペースが別々の分離二世帯住宅なら、そのような心配もありません。

分離二世帯住宅の注意点・デメリット

分離二世帯住宅は、スペースや設備を両世帯で揃える必要があるため、「建築コストが高くなりやすい」ことが注意点の一つです。
共有二世帯住宅や融合二世帯住宅なら、共有する部分は一つだけですが、分離二世帯住宅だとすべて二つ用意することになります。

また、同じ建物内に住んでいるとはいえ生活空間は別のため、両世帯の「関係性が希薄になりやすい」ことも挙げられます。
マンションやアパートの隣室と似たような感覚で、顔を合わせない日もあるかもしれません。それでは二世帯住宅にした意味も薄れるので、できるだけコミュニケーションを取るよう心がけましょう。

分離型二世帯住宅は縦割りか横割りか?

分離型二世帯住宅の間取りには、両世帯の生活空間を並列させる「縦割りタイプ」と、1階は親世帯で2階は子世帯のように上下に分ける「横割りタイプ」の二つに分けられます。

縦割りタイプは、テラスハウスのような形式ですから、将来どちらか使わなくなれば賃貸として貸し出すのも容易です。
ただ、親世帯の生活空間も2階建てのため、足腰が弱くなると一階しか使わないなど、デッドスペースを生む可能性もあります。

その点、横割りタイプであれば親世帯は一階、子世帯を二階とすることで有効活用しやすくなります。
なお、二階の生活音は一階に漏れやすいのが注意点。
子どもが走り回る音や、水まわりの音などが下の階に響いて親世帯のストレスにならないよう、設計で工夫しましょう。

二世帯住宅には補助金も

一般的な戸建住宅と比べて、二世帯住宅は建築コストが高くなる傾向にあります。
少しでも軽減したい方は、国や自治体などが用意する補助金を検討してみてはいかがでしょうか。

現在住んでいる家を二世帯住宅に改築する予定の方には、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」という国の補助金制度が使えます。
最新省エネ設備を導入するなど、家の性能を高めるリフォームに対して補助金が支払われますが、二世帯住宅には追加補助があり最大300万円を受けることも可能です。

このほかにも、国は「地域型住宅グリーン化事業」や「すまい給付金」などの補助金制度を用意していますし、独自の制度を設けている自治体もありますので、ぜひチェックしてみましょう。

>二世帯住宅を建てるなら知っておきたい補助金制度

まとめ

お互いのプライバシーを確保しつつ、両世帯がすぐ近くに住んでいるという安心感が分離型二世帯住宅の大きな魅力です。
建築コストがやや高くなるという一面はありますが、賃貸経営を始め将来を見越した資産活用も検討できます。

親子両世帯で相談しながら、住み心地の良い二世帯住宅を計画しましょう。

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